もう止められない
こんにちは。
暦の上では大寒の今日、数日前の冷え込みがウソのような
穏やかな日和ですね。
昨日は取材でもお世話になった 鵠生の叢 水曜クラスのセッションでした。
水曜クラスはとてもマイペースな方が揃っていて、
画材が手元に配られるや否や猛烈に描き出す人
個別に説明を聞きながらゆっくり取り組む人
周りの雰囲気を眺めながら時々制作する人など
反応が多彩です。
画材を準備していると、すーっと傍に寄ってきて
ある画材を手にし鼻に近付ける人が。
ゆっくり説得して席に就いて貰いました。
その方はペーパーパレットに絵の具を出すと待ってましたとばかりに筆を握りしめ、
パレットと制作用に準備した紙に筆を押しつけ勢いよく手を動かしました。
筆が乾燥して描き心地か悪くなると、近くに置いてある筆洗で水分補給をしています。
描くことへのこだわりは、物凄いものがありました。
顔を見ると必死の形相です。かなり集中して作品に入り込んでいるようです。
手加減なしで紙に描きまくり、満足するまで取り組むと筆を置いてふらっと席を離れました。
他のテーブルでも様々なドラマが繰り広げられています。
そんなドラマを経て制作された参加者の作品が白い壁に飾られているのを見ると、
私も感慨ひとしおです。
参加者の中には表情が読み取りにくい方もいますが、自分の作品が皆さんの前で紹介されると
全身で喜んでいるのが伝わってきます。
そんな姿を見ると、自分らしさを認め合うことは生きる糧だな
と いつも思います。
昨日は手数の多い内容で、いつも以上に濃密な60分でした。
平良
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